実は、現在ある理由でバス通勤を余儀なくされています・・。
実際、バスに乗るのは高校以来、実に15年ぶり。
この機会にいつも見る街の違う断面を見てみたい。
そういうこともあって、敢えて送迎に人の車を使わず公共交通機関を使ってみた。
もしかしたら楽しいかも?という期待も込めて。
この車社会秋田においてバスなど、
失礼ながら、飲酒運転で捕まった人などよほど訳ありな方が乗る物なのだろうと思っていたが、そうでもない。
バスの車中は秋田美人ばっかりだ(嘘です)。
都合のいいことに私の家の近くにバス停がある。
朝、玄関をあけて歩いて出かける。
まるで都心のサラリーマンの気分。
バスに乗るとなると、いつも出勤途中の車でnewsを見ている私にとっては、
newsがみれなくなるかな、と少し心配した。
新聞をほとんど読まない私にとっては(2誌とってはいますが)、その時間がなくなるのは痛い。
しかし、その心配はFOMAが杞憂に終わらせてくれた。
携帯からnews流れるは流れるは。
これでだいたい満足できます。
駅まで30分、駅から乗り換えて10分、そこから歩いて10分。
道中かなり退屈するだろうと思っていた。
実際、高校生の時はバスに一人で乗るといつも退屈していた。
ヒマなので自分の未来を妄想する空想するしかやることがなかった(その中に今の自分もいた気がする・・)。
しかし今は、FOMAでnews、mixiがみれる、blogの更新ができる、Yahoo!がetc・・。
などと携帯でできることだけでも枚挙に暇がない。
ipodが売れるのもわかるなあ。
これに「映画がみれる」も加わるんだもの。
昨日見逃したあのTVの特番もみれることになる。
そしてバッテリーが切れた、あるいはそれに飽きたなら、
今、読みかけの黒田官兵衛を読めばいい。
いつもポケットに入ってるし。
読書で下向いたせいで車酔いしてきたのなら、
車窓からの街の風景を眺ればいい。
15年間、変わらない、いや微妙に変わっている景色や広告をみてると面白い。
さらに、それにも飽きたなら寝ればいい。
バスで寝るのはまったく気持ちがいい。
そして着いたら歩く。
これもまた気持ちがいい。
バス通勤は何よりも雰囲気がいい。
「懐かしい」というか。
帰りのバスなど最高だ。
駅までまずバスで行って、
乗り換えのバス時間まであえて小一時間、秋田駅前をぶらつく。
驚いたことに終バスは22:00台なんだ。
思っていたよりは秋田の公共交通機関は発達しているらしい。
市内中心部だけだけど、思ったよりはね。
そしてこの「駅前をぶらつく」という行為が普段はなかなかできない。
あの頃、よく行っていたゲーセンはまだあるか。
本屋に立ち寄る、なんてのには最高のタイミング。
手を繋いで歩く高校生のカップルを見て思い出す甘い記憶と刹那い記憶の両方・・。
夜の駅前は格別に懐かしい雰囲気であふれている。
風景は多少変わってしまったが、雰囲気は同じで安心した。
しかし、寂しいのはやはり駅前を歩く人の数。
15年前に比べると泣きそうなくらい寂しい。
もう15年したらどうなるのか。
そんなこと実感として思うのもバス通。
これでsteadyでもできればもう車は会社に置きっぱなしでバス通になるね。
ただ、車通勤よりも多少金がかかるのが難か。
しかし、今後もたまにやってみようと思う。
バスの車窓から見る夏の街もまた、懐かしいんだろう。
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