実はここのところロクなことがなく精神の平衡を失っている。
ストレスが相当たまっていると思うのだ。
動悸がして頭がガンガンする日々が続いている。
ぜひともバファリンを飲みたいところだ。
しかしアスピリンは尿酸値を劇的に上昇させてしまうだろう。
我慢するしかない。
ここに来て、このストレスが数字に影響しないかどうか多少の心配がある。
まあ誰のせいなのか、何のせいなのか、ということもハッキリしているのだが、
この記事の主題とは違うことなので話をそらそう。
それとは別にストレスの理由の一端としては、
長期にわたり禁酒しているせいも確かにあるのだろう。
パーーっと酒でも飲みにいったらすべてクリアして忘れることができるだろう。
おっとっとっと。
俺は今、史上最大の戦いの最中なのだった。
しかも今宵は決戦前夜。
今日まで29日間にもわたり禁酒生活を自分に強いてきたのだ。
読み物としては、
「今夜べろんべろんに泥酔するほどオカマバーで飲む」
というオチもあるんだろうが、
今回ばかりはここでサジを投げ出すわけにはいかない。
いろいろ賭かっているものが大きすぎるのだ。
明日の午前中の採血ですべてが決まる。
昨年の経験からわかっている重大なことが一つある。
それは前夜の過ごし方。
昨年は最後はスッキリサッパリした状態に仕上げたうえで、
当日を迎えた方がいいと思い、前夜に温泉に行ったのだ。
そして体内の老廃物、重金属を汗によってすべて排出しようと、
いつものごとく湯舟で本を読みながら3時間ばかりとっぷりと浸かり、
おびただしい量の汗を流して体を絞り、スッキリと眠りについた。
しかし、この前夜の「大量の発汗」がよくなかったのだ。
発汗すると血管が収縮して相対的に尿酸値が高くなるのだという。
これは激しい運動も同じ。
無知な私はシポッとこの落とし穴に陥ってしまったのだ。
二度と同じ過ちは繰り返すまい。
君子、歴史から未来を見る。
今回この聖戦を行うにあたって、
これまでには持ち得なかった勝利のための決定的な要素は、
昨年の前例、経験、歴史があるということ。
かつての経験 ~それが敗北の経験であるなら、なおさら~ を、
未来にいかしたときにはじめてその苦い歴史は勝利の一部になるのである。
漢の高祖も頼朝も尊氏もナポレオンも長州も、決して負けっ放しではなかった。
だから今回は、この期におよんで妙な浅知恵をはたらかせて余計なことをせずに、
ただ粛々とした気持ちで、
ただ決められた分だけのバナナと、
そしてただ決められた分だけの魚肉ソーセージをもぐもぐと食べ、
軽くシャワーを浴びた後、ささやかに冷たい水でもたしなみ、
ゆっくりと布団に入り、勇むでも怯むでもなく、
ただただ平常心をもって眠りにつこうと思っている。
最近、習慣になりつつある育毛剤も今夜だけはやめとこう一応。
決戦は明朝、金曜日。
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