秋の彼岸です。
私の家は、熱心ではないにしろ事実として浄土真宗の本願寺門徒です。
ひいき目もあるでしょうが、
真宗は日本の宗教としては最も世界性があり、
洗練されている宗教だと思っています。
私はこの宗教に小さい頃から軽い好意を抱いている。
というのも、浄土真宗、いわゆる一向宗は、
中世の秩序崩壊と農業生産の増大の中、庶民の宗教として広がった。
教義うんぬんよりもその広まった背景などに興味を覚えるのである。
教科書では親鸞を教祖と教えるが、
実際には親鸞よりも八代あとの蓮如を始祖といっていいくらいだ。
ネットワークの達人・蓮如上人
勃興した時代背景からしても西欧のプロテスタントに共通するものがある。
多少時代は下るが。
宗教としてのスタンスからいっても大乗仏教の系統であり、
悪人正機説や他力本願などの思想は、
キリスト教のコピーではないかと思う節も多々ある。
いたるところに当時、世界的な潮流であったキリスト教などの西洋の影響が強い。
しかも、西洋の宗教革命よりも時代として早いのである。
宗教革命三大スター
ということもあり、この宗教が日本で広まったというのは、
市民の成長、勃興という点において、
その国の民が成長するための試金石の一つだっただろう。
そういう意味でも蓮如はじめ門徒達のした仕事は、
単に宗教界だけにとどまらず、
「近世・日本人」を創りあげたことにあるといえると思います。
・・・。
何を言いたいのかさっぱりわからなくなってきた・・。
私はいったい何を言いたいんだろう?
あー恥ずかしい・・。
こんなこと書かなきゃ良かった。
要するに、私が宗教を語るなどまだ軽く20年は早い、ということだ。
墓参りに行こう。
南無南無・・。