うちの家は夕方、夏の空が暮れ始めた頃に、
ようやく墓地に向かって重い腰をあげる。
夜遅くなると住職に迷惑がかかるから早めにいこうという向きもあるが、
別に真夜中に行くわけでもなし、なんの迷惑がかかるものか。
ということで、堂々と薄暮の光を受けて我々家族は歩き出す。
一路、ご先祖様のもとへ。
昨年晩秋、叔父さんが亡くなりメンバーが一人減ってしまった。
私が小さい頃はその叔父さんがいつでも先頭に立ち、浴衣を肩までたくし上げ、
下駄を響かせながら、大声で冗談を言って、大笑いしながら歩いたものだ。
その叔父さんの墓へ今、向かって歩いている。
叔父さんもご先祖様の一人になってしまったということだ。
南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏
住職からお経をあげてもらった後、本堂へ
今年は七尾に行っていろいろ真宗寺を見てきましたが
やはり通じるものがありますね
それにしてもここもなかなかのお寺だと思いますよ
ここに今、すべてのご先祖様が集結しているのです
女郎蜘蛛が恨めしくこっちを・・・
この夜は、なかなか眠れませんでしたよ。
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