我が秋田の乳頭温泉にある鶴の湯は秘湯としてとても有名だ。
秘湯ブーム去りし今でも、
この山奥にある温泉は県外からの宿泊客でいっぱいになる。
平日だとしても、半年前にはもう予約でいっぱいなのだ。
日本を代表する温泉旅館だと言っていい。
その名湯に私はこれまで30回以上にわたり宿泊している。
というのも、創業前に所属していた会社の仕事で毎月泊まっていたのだ。
役得この上ないことであったが、退職してから10年。
一度たりとも宿泊したことがない。
そして機会は10年ぶりにようやく巡ってきた。
機嫌良く青空の高原を車でいく
深いブナの森をどこまでも
山の砂利道をFDをころがしてきましたよ
実に10年ぶりの鶴の湯にきました
これが有名な鶴の湯、本陣です
鶴の湯にはいろんなタイプの宿があるが真骨頂はこの本陣だろう。
江戸の頃から建っている趣のある宿なのだ。
囲炉裏がある他はなにもない
今日は、東北の同業経営者が集って語る会。
語るに、これほどいい場所はない。
温泉宿の真ん中を横切る渓流、先達川
乳白色の本格的な温泉
川に懸かるこの橋で偶然にもパイレーツと遭ったことがある
風呂上がりには清流で冷やされたBeerを
かつてこの椅子に座って夜な夜な一人で創業を考えた
囲炉裏の炭火で焼いて食す岩魚は格別
名物・山の芋鍋も健在だ
そして延々と語り、刈穂の大吟醸を飲むのだ
嗚呼、夏の鶴の湯。
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