仕事の話ですが、実はここのところコンペで勝ちまくってます。
先月はでかいコンペが重なり3連戦に。
しかしこのコンペ3連戦という困難な戦いになんと3連勝してしまいました!
これは我が社の歴史を語る上でも重要なfeverなのです。
「コンペのおかげで」というのもなんか不安定だけどもこの3連勝のおかげもあり、
現在、経営的には安定成長しています。
飛躍的に、とまでは行きませんが。
「コンペ」とは、提示されたRFP(Request For Proposal)に対して、
企画を練り、それを企画提案書としてまとめ、
さらにそれを審査員を前にしてプレゼンテーションをし、
それらの獲得ポイントの優劣で最も優れたものを選定するという、
とてもハードな戦いなのです。
しかも、負けると1円にもならないので「おいしい仕事」では全然ありません。
ギャンブル性が高く、審査する側の能力に依存するところも多いので徒労も多い。
そういうことから「コンペは一切やらない」という方針の会社もあるでしょう。
しかしその反面、競争になるので同業他社の力を知る上ではとても重要です。
そして己の力を知るのです。
いろんな理由はありますが、我が社では「コンペ」には特に力を注いでいます。
通常は社内でプロジェクトチームを組んでやりますが、
弊社ではプレゼンテーターは2枚看板。
どっちかというとエースは社長の私。
今回は3連戦の最終戦に登板しました。
この歴史的大勝利の勝因分析の結果、勝因は様々浮き彫りにされましたが、
筆頭としてあげられるのがこのステッキ、いわゆる指し棒。
エースである私の愛用の指し棒です。
これはもちろんプレゼンの際に、
スクリーンの重要なポイントを指すための伸縮自在のステッキです。
私はこれを常に使用していますが、何を隠そうこの指し棒。
実は骨折しているのです・・。
前の晩のリハの最中に、悲劇は起きました。
あまりに気合いの入った指し具合に、前腕部がポキッと折れてしまったのです。
明日の登板は無理ではないかという周囲の強い心配をよそに、
責任感と精神力でそれをカバーし「痛い」とか「無理」とかひとことも言わずに、
ただただ平常心で、黙々と六角レンチを接ぎ木にして応急処置し、
そのまま本番に向かい、見事圧勝で3連戦の最終戦を締めくくりました。
後日、審査員の一人から話を聞いてみると、
「プレゼンがとても素晴らしかった。鬼気迫るモノがあった」
とのこと。
最高の讃辞とともに勝利の栄光はこの偉大な指し棒に贈られた。
しかし、2008年7月。
この骨折がもとで現役引退-。
我が社の歴史を振り返るとき、
この我々に勇気を与えてくれた指し棒が必ず語られることになるだろう。
全員、指し棒に敬礼!
メールはこちら → t.uppercut@gmail.com