ちょと前の話だけれども仙台、そして福島に出張へ。
郡山の同業者で、年齢や業績や抱えている課題などもほぼ同じというこの会社。
ここの社長に時間をとってももらい一晩じっくりと語り合う。
今後の方向性などを考える上で、こういう生の情報は非常に参考になる。
なにしろ同地域では同業者との交流は、競合になるせいか、まったくない。
だからたまに遠方まで足を運ぶ必要があるのです。
せっかくなので帰りに三春を案内してもらうことに。
郡山からはものの20分くらいで行けるこの福島県、三春町。
のどかなのどかな山あいの田園地帯にある三春。
二つ理由があり、ずっと前からぜひ行きたいと思って思っていた三春。
その一つ目の理由が「桜」。
この三春には三つの春が同時に訪れるという。
桜、桃、梅が同じ時期に咲くのだ。
まちを流れる川は花びら流す桜川。
日本の春が全部集まったような場所がこの三春なのだ。
三春ではどこにいっても桜、桃、梅、ピンクと白で町が埋まる。
なんてぜいたくな町なんだろう。
その春の花の聖地の象徴的な存在がこの天然記念物の滝桜だ。
満開時の「滝桜」
全国から集まる人で賑わう
私が行ったときはもう旬の終わった頃だったので、
この写真のような爛漫たるエネルギーを感じることはできなかったのだけれども、
でもなんだかその姿はなんとも痛ましい感じがした。
1000年以上にわたり桜を咲かせ続けてきたこの大古木
胸にどんどん敬意がわきあがってくる
それだけに支柱で体を支えられて立っている状態の姿は、
とても痛々しく胸に突き刺さる。
そろそろ楽にしてあげてはどうなんだろうか?
メールはこちら → t.uppercut@gmail.com