前に「世界の中心で愛を叫ぶ」を観た。
柴咲○ウの演技、いや映画上での存在にもあり得ないと思ったが、
最もあり得ないと思ったのは、
ヒロインの長澤まさみが死の寸前までピンピンしていたことだ。
「白血病なんて大病に罹っておいて、そんなことあり得るかよ~。
あり得ね~。無理無理。」
‘80年代の描写については非常に素晴らしく、
これまで小学生の時に「2代目はクリスチャン」を観て以来、
邦画なんてドラマも含めて一切見ることのなかった私だが、
これをキッカケに多少観るようになったほど。
それほど感銘を受けていただけに、
あの白血病の描写だけはもっと真に迫って欲しかった・・。
手抜きが見え見え。残念。
しかし、間違っていたのはこっちだった。
本当に亡くなる寸前までピンピンしているのである。
私も白血病で大切な親友を若くして亡くすということを最近味わったが、
彼も本当にピンピンしていた。
本当にあの映画のように。
ある日、風邪でも診断されるような気軽さで白血病を宣告された。
だらだらとした日常の中で突如。
明日、あなたが白血病になるかもしれない。
明後日、あなたの大切な人が白血病になるかもしれない。
生まれてこのかた三十数年。
これまでも何人もの大切な人との別れを経験してきた。
俺はもう何年生きられるのだろうか。
だからもっともっと自分の時間をしっかり生きなければならない。
2007年6月30日、親友の誕生日に ― 。
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