先日の休日。
息子がカマキリとトカゲを捕まえたい、とおもむろにいうので、
そういえば昔、小学校のグラウンドの裏の山で、
カマキリやトカゲを捕まえたことを思い出しておもむろに行ってみた。
標高数十メートルの長者山と呼ばれたそのささやかな山。
栗を拾いながら一歩ごと進むたびに、懐かしい風景がどんどん飛び込んでくる。
カボチャを植えに登った春、野球の練習で登った夏、
写生をしに登った秋、スキーをしに登った数々の冬。
あの子は今なにをやってるだろうか、あいつは今何してるんだろうか。
思い出がどんどん胸に去来し、油断していると呑み込まれそう。
確かに私はこの場所で育ったのだ。
山頂から見える景色は25年前と何ら変わることなく、横たわっていた。
そこからは、秋田市が全部見えるのである。
東京もアメリカも中国も知らない小さい頃、
私にとっての世界は、この小さな長者山からの視界に収まってしまう
とても愛らしい母なる秋田平野だった。
でも案外、今も私の視界は変わってないのかもしれないと思った。
なにしろ会社にしても何にしても私の行うすべてのことは秋田しか見えていない。
いや、見ていない、と言い直しましょう。
さて、結果は山頂で息子がオオカマキリの雌を捕まえ、
中腹で私が小さなトカゲを捕まえました。
念願叶う。
息子に捕まった不運なカマキリ
私に捕まった不運なトカゲ
マムシ?ヤマカガシ?
来春から息子がこの学校に通います。
親父の俺としては涙が出るほど嬉しい。
メールはこちら → t.uppercut@gmail.com
秋田に住んでいるから故郷にいるのではなく、生まれ育った所が故郷ですね。
その母校へ息子さんが入学する。TUさんの心境が分かるような気がします。
街中で生まれ育った私でさえ、そこは特別の場所で、当時が思い返されますから。
トカゲは飼うのでしょうかね?カマキリを餌に(笑)
とっても素敵な1日を過ごされましたね。
じゃんごさん、こんにちは。
トカゲもカマキリも元の場所に返してあげました。
子供と過ごしているといろんなものが思い出されるんですね。
いつもいろいろ教えてもらっています。
次の世代もこういう経験をできる秋田でいられるかどうか・・。
気が引き締まりもしました。