思うに。
この日本国を覆っている官民挙げての沖縄びいきシンドロームは
森高千里が起源のように思う。
90年代前半、93年初夏--Single「私の夏」発売開始。
その頃の私といえば毎日のように手形のストリートで朝まで飲み、
明るくなった朝の路傍にゲロを吐いてそしてまた飲む、
ということを嫌すぎるほど繰り返していた人生の黎明期。
時代屋はまだ秋田に存在していない。
森高のLiveにわざわざ盛岡まで行き「ロックンロール県庁所在地」などをシャウトしていた自分がすごうく恥ずかしい・・。
そんな時代の私が敬愛してやまなかった人物であるところの
森高千里が国民に対して突如としてこう宣言した。
「決~めた♪ 沖縄の海にしぃ~よう♪」
森高にそこまで言われたら普通行くでしょう。
一種の催眠状態みたいなもんだと思うんですよね。
地元の人こそいい迷惑だ。
実は沖縄はリゾート観光地としての条件は必ずしも良くない。
多湿多雨な気候、電磁ゴマのように何度も襲いかかる台風、インモラルな一部の海兵隊、観光地物価、決して完成度の高くはない郷土料理、琉球ハブ、マングース、マラリア蚊、琉球ゴキブリ、ウツボ、ワイルドキャット、サラマンダー、メイジドラキーなどの数々の危険でアメージングな生物・・・。
森高は夏休みに沖縄の海に行こうと気軽に言っているが、真夏に沖縄など行こうものならそれなりの覚悟が必要だ。
暴力的な太陽による灼熱地獄、風は腥し。
さらに夏の絶対王者である太陽は肌への紫外線攻撃も手を抜かない。
美肌命のOL諸君、君らはソバカスだらけになりたいのか。
よく考えれば森高だって本当に沖縄ロケしたのかどうかは疑わしい。
おそらく伊豆あたりでせいぜいなんじゃないの?
真夏なら軽井沢とかニセコなどの高原がいいよ絶対。
だってリゾートの真髄は避暑避寒ですよ。
真夏に南国行くなんて探検家か逃亡者ぐらい。
実のところ、沖縄に関しては国ぐるみでの演出の匂いをどうも感じてしまう。
あの森高キャンペーンには、国や各省庁、広告代理店、航空会社、旅行会社などの巨大な思惑が絡んでいたのは間違いない。
旧陸軍の匂いさえ微かに感じる。
それが善意なのか悪意なのかは別に問題ではないんだが
そういう演出臭がどうも鼻についてしまう。
あのとき森高が、
「決~めた♪ 男鹿の海にしぃ~よう♪」
とShoutしていたら世界はまるで違うものになっていただろう。
語呂が悪いというなら戸賀湾(戸賀bayと呼ぼう)でもよろしい。
男鹿の海なら沖縄の海に理論上、互角に対抗できると思う。
日本海改め、東北西海岸(WestCoast)は最高だ。
沖縄に行って確信を深めた。
理論上は・・。
いずれにせよつまるところは、
こういう森高Projectをすることが観光事業だということだ。
「おらほは自然がいいから来てけれ」、
「米がうまいから来てけれ」、
「人情がいいから来てけれ」、
「・・・来てけれ」、
秋田においては幾多のこういう意味不明な声を聞いてきたが、実は観光リソースはあまり重要ではない。
「企画」だ。
秋田人の叡智はそこでのみ試される。
あ、いや、誤解しないで欲しいんだけども、私、今も昔も沖縄大好きなんですよ!
オリオンビールが好き! ゴーヤが好き!チャンプルーが好き!
何より人の集まる観光地が好き!
心底また行きたいと思ってます!
しかも今度は真夏に!
だから亡者のみなさんもう金縛りは勘弁して~!!!
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ありゃりゃ、まだいらっしゃってましたか。。。
それだとやっぱり墓参りコースですね^^;
檀家になってるお寺とかの戦没者慰霊碑にお引取り願うのがいいかも。 相当連れて来た感がありますよ~。
敬意を払って、ご先祖軍団にも助けてもらって。
何より、ブログで戦没者や沖縄の方々の哀しみを伝えるという貢献をしているんですから、毅然としましょう!
「早く仏様にすがって成仏し、転生して今度こそ幸せになってください」これしかないです。
そうですね^^;
相当連れてきた感ってこえ~~。
ひとまず沖縄シリーズで次で終了することにします・・。
助けて!ご先祖様!