アレクサンダー大王、カール大帝、フビライ・ハーン、ダンテ、ミケランジェロ、
ルイ14世、ゲーテ、スタンダール、チャーチル、……etc。
さて、この人々に共通する点はなんでしょう?
答えは「痛風」持ちということです・・。
通風は「贅沢病」といわれますが、
さすがに上記の人たちは食うに困ったことのない人々でしょうから、
当たっているでしょう。
さらにもう一つ俗説。
外向的で積極的性格の人に多いともいわれます。
よく遊びよく仕事するタイプ。
これもなんとなくみなさん当てはまっているような気がします。
さて。
実はかくいう私も「痛風予備軍」なのです。
フビライ・ハーンやチャーチルなどの伝説の英雄と肩を並べることができて、
とても幸せなのですが、事態はそんなにのんきではないのです。
保険に入れないのです・・。
そして運命の巡り合わせとは残酷なもので、現在、
保険に入れなければ、かなーり困る事態に直面してしまっているのです・・。
私の一家一族郎党は路頭に迷うことを余儀なくされるかもしれない・・。
それほどの事態なのです。
しかしここに及んでただ一つだけ、保険に入れる方法がある。
それは、来月4日の人間ドッグでとてもいい数値を叩き出すということ。
元来、酒飲みの私は、
常に肝機能、高脂血症、高尿酸血症のだいたい3項目で引っかかる。
別に自覚症状もなく健康なのでたいして気にしていないのだが、
こういった事態になってしまってとても困ることになった。
そのうち「肝機能」については禁酒をすることによって、解決できる。
事実、去年の健診には1ヶ月にわたるハードな禁酒をしてのぞみ、
結果、この点については見事にすべて解決できた。
そして実は今回も過酷な禁酒を敢行している。
3月5日から始め、健診の日である4月4日までは30日間も禁酒することになる。
よって、この点は禁酒を残りの期間しっかり続けることでクリアできるだろう。
そして「高脂血症」。
主にコレステロールのことなのだが、
これに関しては他の項目ほど悪いレベルではないために心配していない。
さらに、保険会社の審査もこの項目に関しては甘いのだ。
今回も大丈夫だろう。
ということで、今回は戦略的に無視することにした。
そして最後の関門がこの「高尿酸血症」。
「痛風」とは、この症状の果てにおこる発作のことをいうのである。
なぜかこの項目に関しては、審査が厳しいのだ。
血液中の尿酸濃度のセーフティーゾーンは「~7.9mg/dl」らしい。
昨年の健診では8.4mg/dlと夢の聖域に肉迫したにも関わらずNGだった。
厳しい現実・・。
しかしこの数字でさえ、
私のこれまでの経過からすればかなり頑張った数字であって、
それ以前の計測では常に10.0mg/dlを越えていた。
最高記録は2005年3月29日の11.2mg/dlだ。
かかりつけ医には、
「10分後に痛風発作がきても文句は言うな」
と、この10年間いわれ続けてきた。
なんとしてもあと一週間で、尿酸値を聖域までに下げなければならない。
これまでに経験したことのないスケールの戦いの開幕だ。
まだ幼い我が子たちを路頭に迷わせるわけにはいなかいのだ。
こうしている間にも、運命の審判の日が刻々と迫る。
X-dayまであと6日・・
メールはこちら → t.uppercut@gmail.com