昨年、人間ドッグの前の予行練習として本番10日前、
かかりつけの町医者で採血だけ行った。
それによって出てきた数字をみて、
残りの期間をどう戦うかの参考にしたかったのだ。
そこで出てきた尿酸値は、
6.8mg/dl
というミラクルな数字だった。
聖域尿酸値(~7.9mg/dl)を余裕で下回っている。
もちろん観測史上初だったのは言うまでもない。
この数字であればどこの保険屋でも大いにしっぽを振ってくるに違いない。
しかし、これで油断してしまった自分がいた。
この後、すっかり尿酸値はノーマークになり、
本番を健康体で迎えるためのスタイルにシフトしてしまったのだ。
基本方針は食のバランス。
炭水化物、脂質、タンパク質をバランス良く摂取するスタイルだ。
夕食には栄養バランス良いカロリーメイトを何度も起用した。
事実、すこぶるすぐれた体調で本番を迎えたが、
結果は、まさかの尿酸値8.4mg/dl・・。
この衝撃的な敗報を受け取ったとき、
自分はある重大な間違いを犯してしまったことに気付いたのだ。
それは「戦いの目的」について。
この戦いの目的は「健康になること」ではなく「保険に入ること」なのだ。
健康になるために、わざわざ苦しい禁酒したりしているのではないのである。
しかしその確固としていなければならない目的を、
「6.8mg/dl」という数字をみて舞い上がり、見失ってしまったのだ。
これまでの経験から、
「肝機能」にメドがたっているのなら残りは尿酸値だというのは自明の理。
であるならば事前の数字におどらされずに、
最後まで徹底して尿酸値を叩くというのが正しい作戦だ。
己の驕慢が生んだ敗北。
自分で敗北を手繰り寄せてしまったのだ。
あの後悔の日から一年。
ついにリベンジの時は来た。
先日の本番10日前採血では9.0mg/dlというとてもシビアな数字。
これを残りの期間で7.9mg/dl以下まで下げなければならないのだ。
驕れる要素などまったくない。
尿酸値を一気に下げるには、
尿酸を生成する食品(プリン体が代表的)を一切、口にしなければいいだけのこと。
そうとわかれば、たとえぶっ倒れてもプリン体はひとかけらも口にしないぜ!
かわいい子どもたちを路頭に迷わせるわけにはいかないのだ。
X-dayまであと5日・・
メールはこちら → t.uppercut@gmail.com