勝利への望みを「バナナ&魚肉ソーセージ」に託した。
別にそのことをいとも簡単に後悔しているわけではないが、
実際に毎日毎日バナナと魚肉ソーセージばかり食うということは、
想像していた以上に苦行だ。
私はもともとどちらも好物ではないのだ。
よほどの理由がない限りこれらの食べ物を口に入れることはない。
でも今は毎食毎食、我慢して食べています・・。
まあ特別まずいものではないので、
食べること自体はたいした苦痛ではないのだが、
そのストレートで単純な味わいが、実に飽きるのだ。
しかも形状はどちらも棒状であり、どちらも皮をむいて食べるというスタイル。
これを路上で皮をむいてもぐもぐと食べていると本当にゴリラのよう。
箸もフォークもまったく使わずして食事をすることができる。
はっきりいって椅子さえなくてもいいのである。
めまぐるしく飛び交う情報の中で資本主義の尖兵として働く現代人が、
果たしてこんな原始的な食事をしていていいものなのか。
しかも私は一応とはいえど会社の中では、
威厳ある社長の椅子に座っている立場なのだ。
それがオフィスでバナナ&魚肉ソーセージを食べている姿のあはれなこと・・。
先日、その姿をアルバイトの女の子たちに見られてしまったときは、
さすがに失敗したと思った。
しかし、やめるわけにはいかない。
俺に今もっとも大切なことは、バナナ&魚肉ソーセージを食べ続けることなのだ。
負けてたまるか。
考える葦である私としては、少しでもこの日々の食事に潤いを与えようと、
食べ方のバリエーションを工夫してみることにした。
ともに長い棒状の魅力的な形状をしていることもあり、
ここはひとつ気分転換に宮本武蔵よろしく二刀流で食べてみようと思い、
皮をむいたバナナを左手に、皮をむいた魚肉ソーセージを右手に一本ずつ持ち、
口の左右の端から交互に口に入れて食べてみたり、
あるいは二本同時に口に入れて食べてみたりしてみた。
・・・これじゃあまるで、AV女優だ・・・。
最高にオエッとした・・。
本当にこれでいいんだろうか・・。
X-dayまであと3日・・
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