ずっと前に「書斎が欲しい」ということを書いたことがあるが、
願えば叶うもののようで、ようやく私にも書斎が!
とは言うものの、
それは新築している家にではなく、隣接している古い実家の中にある。
プランニングをしている際、主に予算の関係上から、
新しく書斎を創るなどという贅沢なことはとてもとても不可能と判明した。
どうしても書斎が欲しいなら隣接する実家の空いてる部屋を使うしかないと・・。
しかし、一考してたちまち胸が躍った。
私の部屋を書斎にすればいいじゃないか、と。
私は10年前までこの実家に住んでいた。
それまでに使用していた部屋はそのままの姿で未使用で残っているのだ。
小学校2年生から社会に出るまで毎日過ごした部屋があるのだ。
久しぶりにホコリくさいその部屋に入ってみた
いまだに壁に貼られたままのポスター
おっと!!これはあの大捜査線2のポスター!!!
う~ん、懐かしすぎる・・。
この部屋で私は、幼児から少年になり、そして大人になった。
受験勉強もし、友達や彼女を連れ込み、遊び、語り、酒を飲み、
卒論を書き、インターネットと出会い、未来を夢想し・・・・・、
すべての事はこの部屋で起こったのだ。
それは筆舌に尽くしがたい。
私にとっては、いかなる場所よりも特別で、
いかなる場所よりも考えることの意欲が沸く場所なのだ。
何億かけたとしてもこれ以上の書斎は私にはないだろう。
古いとはいうものの十二畳あるので広さは十分
採光もよくじっくり仕事をするには最高でしょう
私を育ててくれたこの部屋。
30年前は子ども部屋と呼ばれていたこの部屋は、この秋からは書斎と呼ばれる。
部屋もずいぶんと出世したものだ。
もう一度、俺を成長させてくれよ。
よろしく頼むよ。
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