夏の天気のとてもいい日に酒田へ。
もちろん目的は三日月軒の幻影を追い求めることです。
酒田で「月」を冠したラーメン屋に入ると、
必ずやられてしまうのがあの味の薄さ。
それはそれでしっかりダシを取った上でのことなので、
もちろん悪くはないのだろうし、
京・大坂などの上方であればこういう味のほうが受け入れられるのだろう。
しかし私は鄙びた秋田人。
殿堂入りした「仁井田・三日月軒」はもっと味が濃かったのだ。
それをまずは再現しないと、いくら麺が同じでも具が同じでも、
かの三日月軒には及びもつかないのだ。
ということで行く前に万全の準備を。
と思い、今回は必殺のこいつを準備した。
安藤醸造元の生醤油の充填完了!
「月」を冠した店に入ると、たいがいがメニューに「中華そば」しかおいてない。
いわゆる餃子などのよけいなメニューがないのだ。
ということは必然的に醤油もおかれていない。
そのためにこれまで何度も苦渋を飲みながら、
あの薄いスープを飲むことになったことか・・。
こいつがあればスープ問題はすべて解決するだろう。
しかもこの醤油は安藤醸造元の一切添加もしてないし薄めてもいない生醤油。
さすがに今回は俺の勝ちだろう。
ということで、酒田の名店「満月」へ
三日月軒に行きたかったんだけども事情が合わずに今回は再び満月へ。
ここは三日月軒とはちょっとだけ違った「ワンタンメン」のumaiとこです。
すでに店の外にまで並んでます・・
そしてワンタンメン大盛り登場!
このワンタンの薄さはギネス級だそうです
このワンタンの食感は極薄がなせる技なんでしょう
そして薄味のスープ
これの対策としてわざわざ醤油をセッティングして持ってきたのです。
「待ってろよ~、ドクドクいれてやるぜ!」
と思った瞬間に、家に忘れてしまったことに気付きました・・。
俺、サイコー・・。
しかし奇跡は起こったのです!
失意のうちに見上げたその目線の先に、
お店備え付けの「マルジュウ醤油」があったのです!
真夏の救世主!
みたところ醤油の必要なメニューはないのにもかかわらずマルジュウ醤油。
さすがに古い名店はお客の心をつかむのが上手!
うれしいので遠慮しないでたくさんいれてみました
読み通り!殿堂・三日月軒に少し近くなりましたよ!
ごちそうさま!
これからの三日月軒の幻影を求める果てしない旅に、弾みが付きました。
満月よ、ありがとう!
メールはこちら → t.uppercut@gmail.com