少し前、「ブレイクダンスの風見しんご氏の娘さんが、はねられ死亡」。
という悲しいニュースがあった。
青信号で横断歩道を渡ろうとして右折トラックにひかれてしまったという。
私はこの訃報に接して泣いてしまった。
こういう悲劇が年にどれくらいあるんだろう?
おそらく莫大な数字に違いない。
数年前、夜中の川尻の交差点で右折しようとして、
善良な市民の私は、青信号横断中の、
これまた善良そうなオッサンをひき殺してしまうところだった。
ぶつかりそうになった寸前、
カマドウマのようにピョーンピョーンと、
しかし真剣に逃げまどうオッサンの姿が印象的だった。
間一髪セーフだったから良かったものの、
一歩間違えば善良な者同士、不幸の極みにいくところだった。
繰り返されるこのパターンは、明らかに日本の交通システムの構造的欠陥だ。
歩行者と曲がる車を同時に流すという、この思い切ったルールは人類が作り出した最大の悪法のひとつだろう。
おかげで街は安心して歩けない場所になった。
交差点は地獄の入口だ。
被害者の方々のご冥福を心から祈ります。
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