このタイトルについてもう少々続けます。
秋田美人の特徴は、長身長躯で彫りが深いなどいくつかあるが、
最も特徴的なのは「白く透き通るもち肌」だ。
実はこの点に関しては実際に学術的な調査も行われているらしい。
秋田県湯沢市の医師杉本元祐氏の調査によると、
皮膚色調の白色度が、
日本人平均が約22%なのに対し、
秋田県では約30%であり、
西欧白色人種に極めて近かったという。
氏曰く、
「個人別に見ると、白人となんら変わりない白い肌の人が少なくない。」
我々のようにここに住んでる人はわかると思うが、
本当に少なくないのである。
クラスに何人かは、超色白で体格のいい女の子(男の子も)が必ずいた。
はい、みなさん今、思い出してください。
ほら!3人はいだべ!?
さらに、秋田県の子供の身長・体重・胸囲等の体格は、
男女とも全国平均よりもはるかに上回り日本人のトップクラスに属している。
これは統計的なデータ(学校保健統計調査・秋田県統計課)があるので紛れもない事実。
しかし残念ながらこのことは、
「米どころ秋田」の食習慣、発育とセットで説明されることが多い。
事実、単位面積あたりの摂取可能なカロリーは麦や黍に比較して米が最も多い。
消化器の吸収率の高い糖を生成するのも米である。
この山多い国土に一億の民が生活してこれたのも、
稲作に適する気候と風土がこの国にあったことに由来している。
そして、秋田県の食文化を特に特徴づけているのは豊富な米塩なのである。
が、この場合は違う。
なぜなら炭水化物では肥満はするが血肉骨肉は作られないからだ。
すなわちいくらそれを食しても体格が大きくはなるわけではない。
ということはやはり、遺伝的なものを疑わざるを得ないでしょう。
このようにいろいろ考えていくと、世界における日本列島において、
秋田という地域はコーカソイド(白色人種)との大々的な混血地域であったことはもはや疑いない。
その点、科学的根拠からもすでに瞭然としていると思うが、
科学的な実証論は私の専門外であるので、
とりあえずこのへんに留めておいて、
私は作家の感性と発想力をもってアプローチし、
そしてタッチダウンしてみたいと思う(すっかり作家気どりなんです私)。
次回へ続く→「秋田美人考 ~古代民族大移動」
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