「髭生ゆる 我が顎に出り 父の影」
佳作の部類に入る一句だと思うがどうでしょうか?
普遍の自然の中に、安堵と運命、そしてその運命に抗いがたい切なさ、
やるせなさ、それとどうしようもない微かなあきらめも感じる。
人生の深みも感じるし哀しみも厚さ儚さも感じる。
鋭敏な感性と深い懐を持った人物でないと
なかなかこういう詩というものは出てくるものでない。
作者は、昨年末の妹を殺しバラバラにした渋谷浪人生妹切断事件の犯人。
被害者の兄です。
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