青く広がる今年の冬空。
今年の冬は最高だ。
雪がないどころか鉛色の雲さえない。

昨年の大雪で秋田市は22台も除雪車を
購入したそうだ。
「何やってんだこのバカ！」
という声が聞こえてきそうだが昨年の雪を
経験した人なら、
声を出す前に呑み込んでしまうに違いない。

昨年のような大雪は生まれてこのかた経験したことがない。
これは間違いでないのだけれども、
今年のような暖冬も生まれてこのかた経験したことがない。
と思っていたら間違いだということを思い出した。

17年前の冬がこうでした。

17年前の2月14日は自分にとって特別な日で、
午前中は普通に学校に行ってましたが、
午後から私が犯した罪を裁いていただくために、
親父同伴で裁判所に行った日だ。
あのとき、高校の坂を下りるときに青空が広がっていた。
素晴らしく天気のいいせいもあってか贖罪の思いひとしおだった。

また、その日は当時の彼女と正式に付き合うことになった日でもあって、
なんと！
私ときたら！
判決はGuiltyだったにも関わらず！
裁判所が終わるやいなや彼女と自室で何度もヨロシクしていたのである！

というのはどうでもいいんですが、
事実としてその彼女を駅まで迎えにバイクで行ってるんです。
2月14日というと真冬なんですが、
バイクで10分くらいあるところの駅まで行ってるんです。
バイクで行くということは道中まったく雪がないということ。
そしてタンデムに耐えうるそれなりの気温であるということ。

しみじみと思い出しました。

※犯した罪というのは単なるスピード違反です。念のため。
※写真は彼女ではなくて熊ぇりです。念のため。

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