小学生の低学年とかの頃のたまの日曜日。
バスで母親に連れてきてもらう駅前での買い物が、とても楽しかった。
あんなに楽しかったことは今でもそうはないなあ。
当時、駅前の主役はイトーヨーカードー。
私は半日かけて、プラモデルやラジコン、ゲームなどを物色。
まだレコードやCDを買うような年頃ではなかった。
妹は確か「はっぴーでい」とかいう雑貨屋で何かを物色。
そして何か一つをねだるのだ。
そうすると最低一つは何かを買ってくれる。
母を説得するために、いろんな材料を用意していったものだ。
子どもには子どものやり方があるのだ。
その楽しい一日のランチは必ず、
イトーヨーカドー7階にある「ファミール」だった。
先日、家族で駅前に行く用事があった際、
不意に思い出してわざわざ行ってみた。
なにしろイトーヨーカドーのレストラン街といえば、
イオンのそれとは裏腹に衰退はなはだしく、
カレーが絶品だった「かまくら」もなければ、
クリームピラフのセットで有名な「とりとん」も、
今はもうないのである。
唯一、「やちよ」と、この「ファミール」が生き残っているのだ。
思いでのままの店内
そして思いでのままのメニュー
むかいにホテルができたために景観は・・
ここに子ども達と来るなんて夢のよう。
エビドリア
そしてハンバーグ
当時は食べ盛りで、ドリアにハンバーグにスパゲッティにパフェ・・・、
みたいなオーダーをしていたような気がする。
そしてこれもよく食べていたエビカツ重
二日酔いで吐きたい状態なのに無理して食べました
無論、どれも特別にumaiものではない。
しかし、この味と雰囲気は絶対にイオンのレストランでは出せないのだ。
そのへん、子ども達には伝わりそうにはないが、
ひとつ嬉しかったのは、
待っているお客さんもいるくらい店内が混み合っていたこと。
そろそろ春。
自転車に乗って駅前にどんどん出かけたいと思います。
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