秋田美人に関連すると思われるいくつかの実際あった過去の試み
(科学的アプローチ)を調べてみた。
その中でも、東大の研究グループが「JCウィルス」というウィルスについて
調査した結果が興味深い。
このウィルスは、他人に感染することはないが、出生時の膣内感染などにより、
母親から子にだけ感染して受け継がれる。
この特徴を利用して世界中から多くの検体を集め日本人の系統を分析した。
その結果、世界中のJCウィルスは大きく12の系統にわけられることがわかり、
日本人に見られるのは次の4系統だった。
・「朝鮮半島に多い型」
・「朝鮮半島から中国中部・北部に多い型」
・「東南アジアに多い型」
・「ヨーロッパの白人やトルコ人などに特有の型(EU型)」
日本人にEU型の遺伝子があったということ自体、ちょっとした発見だと思うが、
もちろん話の主題はそれではない。
注目すべきは、
このEU型の個体 ~つまり現在の欧米に住む白人にしか見られない遺伝子~ のほとんどが、秋田を中心に東北の日本海側(最近の呼称では東北西海岸)に集中していたことである。
しかもそのEU型は日本の他地域はもちろんのこと、
他のアジア諸国にさえもみられないのである。
これには私の持論である「東北西海岸文明圏」が裏付けられたようで、
とびはねたい思いだった。
このことってもっと秋田人として注目した方がいいのでは!!
ねえ!! 県民のみなさん!!?
またこの東大の調査グループは、
「かつて白人種の大きな集団が、
日本に渡来して住み着いたことが考えられる」
と結論づけています。
この点に関してはあとでまた触れるつもりです。
次回へ続く→ →「秋田美人考 ~続・科学的根拠」
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