我が家は一昔、かなり貧乏だったようだ。
これについてはちょっと家系を調べなおす必要があると、
お盆に親と話していて感じたのだが、
いずれにせよ私の先祖は事実として貧乏にまみれたようです。
そういう名残で、
「盆と正月だけは人並みに、いや以上の物を食べて祝う」
という気持ちが私の家の人々は異常に強く、
かなり盆正月料理には力を入れている。
これを仕切るのは母親なのだが、
すべて手料理のすごいご馳走が無造作に並ぶ。
嫁も妹の旦那も初めて見たときは驚いていた。
それをちょっと紹介しましょう。
まず定番から。
秋田のお祝い事といえばカスベ。
カスベとはエイのヒレなんですがこれを甘く煮付けた物が必ずあります。
貧乏でカスベが入手できないときは棒タラで代用したそうです。
秋田の定番「カスベ」
そして煮しめ
これは慶弔時のもてなし料理の定番ですね。
我が家も脇を固めるがごとく、あります。
大根、ふき、竹の子、昆布、白滝、におさく、ふくろ、ガンモなどおでん種のようなのが多いです。
刺身
我が家では必ずマグロ中トロです。
個人的には赤身が好きなんだけど
焼魚
キンキン。
これが必ず人数分つきます。
ご存知高級魚、今回のは一匹2,300円。計7人分です。
八戸で食ったヤツより数段umai!
酒は1本4万円の森伊蔵です。
天麩羅も必ずつきます。
今回は普通にブラックタイガーとか
そして肉。
最近はローストビーフです。
冬はだいたいヒレカツですが今回は牛ヒレ1kgちょい、15,000円分。
これの料理は私が担当しています。
肉がいいものだけにかなりumai!
こんな肉食えるのは今日だけ!
畑でとれた野菜を肉と一緒にロースト。
その他、まだまだもろもろの手料理が運ばれてくる。
まるで皇帝の晩餐。
どれもumai!
これを残すことができるほど、私は育ちが良くない。
ぺろりとすべて平らげてしまう。
盆正月に太るなというのが無理な話だ。
毎回、盆正月に人生最大体重を更新するのはこれが原因なのだ・・。