山形に着いたら即、近くの秘湯に行った。
近くの秘湯、なのである。
私のような秋田人から見れば、
この四方を山で囲まれているという環境が不思議。
西を見れば、葉山、月山、湯殿山などの名山が目の前にドカーーンと鎮座。
東を見れば、奥羽山脈である。
その山間を切り裂くようにして急いで流れる最上川。
海に近い大平野地帯に住む私からみればまるで別世界だ。
異境の風が気持ちいい。
お盆にかけずりまわって遊んでできた子供たちの足のカサブタを癒やそうと、
芭蕉が「瘡蓋とれる湯船沢・・」と詠んだという(ほんとかよ・・)湯船澤温泉へ。
閑かさや 瘡蓋(カサブタ)とれる 湯船澤?
山間の一件家
すごくいい感じ
ひととき、温泉につかる。
うーーーーーん、最高。
ここ山形では蝉の声は岩にしみ入るというが、まさにその通り。
芭蕉のやつもうまいこというもんだぜ。
湯船からあがったら携帯に突然の訃報。
お盆に息子と岩見三内で捕まえたミヤマクワガタが息を引き取ったらしい。
森の王にふさわしく実に堂々たる最後だったそうだ。
楽しく短かった夏もそろそろ終わる・・。