Tiger Uppercut!~ある秋田人の咆哮
サブタイトル タイガー!タイガーアッパカーッ!秋田の歴史、文化、グルメ、時事、そしてステキな未来の書き下ろし!
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2008 年 1 月 10 日 のアーカイブ

山形のそば

2008 年 1 月 10 日 木曜日

カミさんの実家へ、ということで山形へ。
さすが山形は雪の量も質も違う。
大盛りで積もってました!
そういえば小さい頃、秋田もこうだったなあ。


2階から見た風景

まあ山形県の中でもここ周辺は豪雪地帯ということで名高い地域。
庄内などではこうはいかないでしょう。

そして「そば」の産地ということで有名な地域でもあります。
かつて水田耕作地にむかなかった山形の各地では、
そばを作ることに励み、飢えをしのぎました。
そばは痩せた高地にでも育つのです。
当初は「かいもち」ということで団子状にしたものを食べていましたが、
信州で「そばきり」が発明されると山形でも普及。
国替えで信州から来た譜代の殿様がもたらしたという説があります。

現在では数百年前とは農業事情も格段に異なり、水田はおろか、さくらんぼ、すいか、ラ・フランスなど非常に商品価値の高い作物が実りに実るこの豊かな盆地ですが、そばを食す文化が今も息づいてます。
秋田人の私には軽いカルチャーショックなんです。


道路沿いに無造作に


こういうそば屋が

街道沿いにいくつもあります。
しかもこれらのそば屋はすべて非常に人気があり、
宮城や秋田などの隣県からわざわざ食べに来るほど。
いつも店内は満員なのです。

驚くべきは、
これらのそば屋を営んでいる家(だいたいが自宅の座敷が店舗)は、
別にそばを作る技術がひときわうまいから商売にしているわけではないということ。
その店の隣の家でもその隣の家でもどこの家でも普通に、
そばを植え、収穫し、粉にしこね、切り、家族で食べているのだ。
これらの店舗はその文化の延長線上にある。
だから人気があるのだ。
そこから外れた途端に見向きもされなくなるだろう。
それほど、店舗経営については稚拙に見えるしさほどの努力もしていない。
「そば」という炭水化物ではなく、地域そのものに魅力があるということだ。
ということで、義父が作ったそばをいただく。


どうですかこのLOOKS!


つなぎなしのそば粉100%


もちろん自家製のぺそら漬けもこの地域特有


そばの香りがいい! ズルズルーーッ!

umai!!

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プロフィール
     投稿者: TU
     紹介: 秋田市在住秋田人。会社を創業、 そして経営。現在30代前半。 人生の真夏。 好きなもの=「秋田」
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